笑座こんぱる 第25弾ショー「Memories」が楽しすぎるので感想レポ
大人になったことを実感した瞬間というのは人によって違うと思いますが、私が最近それを感じたのは応援している人に裸の紙幣を手渡した時のことです。情緒もへったくれもない。しかし、推しに貢ぐのはどんな形であれ気持ちいい。直接的な手段で貢ぐの超気持ちいい！！
そんな経験をしたのは銀座にあるショーレストラン笑座こんぱるさん。昨年11月に初めて来店して以降どハマリしていて、行けるタイミングを見付けては足繁く通っています。
場所は新橋駅銀座口から徒歩4.5分。アクセスもよく、お店自体は地下だけど入り口はギラギラしているし看板もあるから分かりやすい。
時間は、公式サイトより
月曜日～金曜日 オープン18：00 クローズ 27:001回目 Open18:00-Close20:45 Show19:30-20:302回目 Open21:00-Close23:45 Show22:00-23:003回目 Open24:00-Close27:00 Show 店舗にお問い合わせください土曜日・祝日 オープン18：00 クローズ 24：001回目 Open18:00-Close20:45 Show19:30-20:302回目 Open21:00-Close24:00 Show22:00-23:00日曜日 オープン16：30 クローズ 20：001回目 Open16:30-Close20:00 Show18:00-19:00
回ごとに客入れ替え制で、ショータイムのスタートに間に合うように入店すればOKな感じ。ショーは約50分間。その間は曲間の暗転も限りなく短いくらいノンストップなのでトイレにも中々行けない、私はショーを観るので忙しくて食事もする暇もない、という感じなので、ショータイムの前後で食事は楽しむことになります。ショーチャージ＋食事＋飲み放題が付いたコースか、ショーチャージ＋アラカルトか選べるんだけど、焼酎、ウイスキー等の銘柄に拘りたいならアラカルト、拘らないならコースにすることをお勧めする。コースの食事も美味しいし、飲み放題も種類は少なくないし、ロックで頼むとロックグラスじゃなくコリンズグラスでなみなみに注がれて出てきて歓喜の衝撃が走ったし、お得感が凄い。けどそんなんだから調子に乗って生涯で最も酔った経験をしたので反省して以降は出来るだけアラカルトにしている。いやでもあれは飲み放題の究極の形としての最適解だと思うしテンション上がるでしょ…最高のお店です。
ショーの前後の時間には、ダンサーさんが各々の名刺片手に客席に挨拶回りに来てくれたりします。ここでその人のキャラクターが分ったり、手元に写真付きの名刺があることで、ショータイム中にいいなと思った人のことを識別しやすくなるし嬉しい。参考にこれは愛梨ちゃんの名刺です。可愛い。
人と話す時いつも緊張するから会話するの得意じゃないんですが、ダンサーの皆さん流石で、話し始めるといつの間にか楽しい気持ちになっている自分がいます。ショータイム後も着替えて客席に降りてきてくれて、ステージの上にいた人がその直後に自分の目の前にいて会話をしている感覚にいつでも慣れなくて更に緊張することもあるんですが、ショーの感想を直接伝えられることが嬉しいし、話すと気さくで優しくて会話は心地いいし、いつも帰る時には楽しかったな～元気貰ったな～って気持ちでいっぱいになってお店を後にする贅沢な時間を過ごさせてもらっています。「明日の元気はここにある」は真理。
正直、ショーを観ながら好きなお酒を飲めるという最高の組み合わせ、通ううちにどんどん好きになるダンサーさんたちを観ながら、あるいは挨拶回りに来てくれた時に一緒にお酒が飲めるという、その酒の美味しさにいつも飲み過ぎて記憶を失うというクズっぷりをそう低くない頻度で発揮していて、好きな人の姿も、折角してくれた会話も記憶していたいのに、お酒の誘惑に敗北する自分が情けないんだけど、そんな時でも、ここでストレスを発散してくれればとかいうフォローをしてくれる甘い営業トークをしてくれるのが非常に心に沁みます。完璧な話術。お酒を沢山飲むことと記憶を保持することを両立できる何かが明日発明されることを毎日祈ってる系クズやめたい。それくらい楽しくて仕方ない。だけど、自制できる大人になれるようにちゃんと頑張ります。
ショータイムの時間になると前説が始まり、ユーモアもふんだんに織り交ぜながら注意事項等のアナウンス、声掛けの練習をしてくれる。曜日によって前説する2人の組み合わせが違って、それぞれのカラーが出ていて楽しいし、ショータイムが始まる前の時点で既に客席も巻き込んで盛り上げるのが凄い。
私がお店に行き始めたのは表題の第25弾ショー「Memories」が丁度始まった頃。数カ月単位でショーチェンジがあるらしいです。今回のショーだけでも見所沢山で楽しくて楽しくて最高なのに、それがこれまで25弾もやってきているなんて…！しかも同じショーでも細かい所を変えたりしているらしい。何度も観ているはずなのに全然気が付きませんが、そういう細かい調整、変化が私が何度行っても毎回楽しませてもらえている理由にもなっているんだろうな。
暗転して映し出されるMemoriesの文字と、流れ出すSEでショータイムが始まるわくわくでいっぱいになって、カーテンが開いたらダンサーさんのシルエットが見えて、ダンサーを呼ぶ声掛けが聴こえて、曲が始まって踊り出すその流れがいつ見ても格好良くて感動する。
Shoutはテンポが良くて楽しいし、振りが可愛くて、踊っている愛梨ちゃんが可愛くて、いつも顔しか観れてないんだけど動きに対して後から付いてくる口の動きが可愛いなとか笑顔が可愛いなとか考えている間に曲が終わっちゃう。圧倒的な可愛さの前に私はただ無力…
イミテーションゴールドは、男性のダンサー二人を左右に従えて踊る感じが強い女性って感じっぽくて素敵です。元々の曲のイメージによく合っている。この曲の時、七重さんの表現力の豊かさが遺憾なく発揮されていて凄く強そう。格好いいし、とても綺麗。
ベルリンの壁をテーマにした曲目もあって、初見でこのダンスはベルリンの壁をテーマにしているだろ絶対、って思ってダンサーさんと話したことでその答え合わせが出来た時の気持ちよさはスッキリボールを投げたいくらいだった。美人の辛く苦しそう表情が堪能できて最高なので大好きな曲です。
扇を使った和風なナンバーは迫力たっぷりで圧倒されるし、プリンセさんが恐ろしく綺麗。
衣装が一瞬で変わる早替えの場面もあって、照明の効果も相俟って一瞬でステージ上が華やかになるしそれがとても綺麗で、何度も観ているはずなのに毎回同じ場面で感動して見惚れている。この曲も大好きなんだよなあ。
簡単な振り付けを一緒に出来るダンスコーナーもあって、毎回選ばれた客一人が登壇して踊って記念に写真撮影するんだけど、回によって楽しそうな人、恥ずかしそうな人が色々で観ていて面白いwww一緒に踊れる参加型は、盛り上がるし楽しいしダンサーさんがステージから降りてきてくれるしみんな楽しそうで可愛いから好き。
このショータイムの中で何だか悔しいくらいに一番好きなのが、名曲Runnerに合わせて次々と平成を象徴する様々な人、物が登場してくる曲目。ものすごい勢いでただ沢山出てくるだけと言ったらその通りなんだけど、ノリのいいRunnerのリズムに合わせた振りと、そのテンポの良さ、ダンサーさんの振り切れ具合が好きすぎて、毎回めっっっちゃ楽しくて曲中自然と上がる口角を下げられないし、心から元気が湧いてくるのを感じる。最高だと思う。悔しいくらいに元気を貰っています。
内容は同じでも曜日毎に演者が変わるから、その雰囲気、印象が変わるのが面白い。よく観れてる人に偏った感想になっているので、ぜひ他の人も色んな曜日を観てって言いたい。
ショータイムが終わるとダンサー紹介パート。みんな好きです楽しかった最高ありがとう………って気持ちで全員の紹介を見ている私ですが、冒頭で述べたような推しに貢ぐ経験が出来るのはこのタイミング。各ダンサー紹介の後にお捻り、心付け的な物を渡すことが可能です。常連さんでいつ見ても全員に渡している人がいたりして、初めて来店した時は、凄い…貴族の遊びだ………と傍観していた私ですが、あまりにショーが楽しくて理性を失った結果いつの間にか財布からお札を取り出している自分がいました…そして冒頭に至る。推しに貢ぐの公の機会があるの気持ちいい。楽しい時間をくれたことに対する対価を直接渡せるって素晴らしい。けど多摩県在住会社員20代女的に、銀座のお店に通うこと自体が身の丈にあっていない自覚が凄くあって、いつも理性を取り戻したあと何やってんだ自分という気持ちにはなるのですが、好きな人に貢ぐ以上に幸せな散財の仕方なくないですか？？？やっぱり素晴らしいシステム。ありがとう推しがいる世界。大人になるって最高なんだ。
過去に似たようなお店に行った経験があっても、こんなにハマったりしなかった私が感じている笑座こんぱるさんの魅力を挙げる。
・ショーのクオリティーの高さ
これは前述してきた通り。見どころが沢山あるし、何度見ても楽しいし、元気を貰える。曲も耳馴染みのある曲が多くて楽しい。長年ドルヲタしてると、ステージ上で気を抜いてるなって瞬間ややる気がないような見え方をしちゃう瞬間に遭遇することがたまにあって、別に全力であることが常に正しいとは思わないし、ずっといるステージの上での一瞬のことだし、人間だし仕方ないなと思うけれど、どうしても多少なり気持ちが萎えてしまうことがあるんですね。でも、こんぱるでのショーではそういう瞬間がなくて、楽しい時間は心から楽しいままでショーを観ていられることが客としては安心感があるし有難いと思う。ダンサーさんの意識によるものだけど、ステージと客席の距離の近さもその所以になっているだろうなと思って、このお店に出会えて良かったなと思います。
・ステージの仕掛けが豪華
平らなステージじゃなくて迫りがあったり、紗幕を使ったっぽい演出があったり、ダンサーさんは曲中、上からも下からも左右どっちからも出てくるから、さっきまでそこで踊ってたのに今こっちにいる！って驚きがあったりします。
・365日毎日楽しい
定休日はなく、曜日によってメンバーが変わるから、それぞれ毛色の違いがあり楽しい。お店に行けば楽しい時間が待っていることが分かっているから、際限なく通いたくなる。好きな人に胸を張って会いたいから、応援していたいから、自分の生活も大事にする、身の丈に合うだけの現場に行く、行けなかった現場への執着は捨てる、というヲタクとしての矜持を無に帰すところでした。それほどの魅力がある。毎日お店がやっていて毎日楽しいのが凄い。嵌ると深い深い沼だ…。
・ダンサーさんの雰囲気が非常に良い
ギャル属性の人に対して恐怖心を抱くことから入ってしまう陰キャの私ですが、こんぱるのダンサーさんに少しでも怖いって感じる人がいなくて、みなさん華やかでいい人で優しいのです。銀座っていう土地柄なのかもしれない、分からないけれど、話してみると華やかなのに弾けすぎていないというか、落ち着いたトーンでも話ができるのでとても居心地がいいと感じます。ただでさえ他者との会話に恐怖心があるのに、さらに少しでも苦手な人がいたら絶対にこんなにハマらなかった自信がある。ステージではキラキラで華やか、話すと気さくで優しかったり面白かったりする、そしていい人。魅力的な人が多すぎる。
・好きなダンサーさんがいる
結局これ！！！！ショーを観る度に好きな曲とか振りとか場面とかが増えていき、ショー前後で会話する機会があるとそこでのギャップや人柄に触れて、どんどん好きになっちゃうんですね。まず、綺麗な人と目が合ってニコってされただけで恋に落ちるようなチョロい人種なんです私のようなドルヲタは。それがこんなお店に来てハマらないはずがなかった。
例えば、梨沙さん。動き始めと動き終わりが明確で、一瞬静止しているように見える場面が多い印象があって、その瞬間の身体のラインがものすごく美しいなといつも思って見惚れています。その静止する瞬間が曲の音に綺麗に嵌っているから観ていてとても気持ちいい。綺麗に美しく魅せる曲から、コメディー全振りの曲まで幅広く踊れて、どちらにもまったく無理している感も合わない感じもないのが凄い。見れば見るほど素敵だなって思ってファンになっています。
拓磨君は、「ダンスが出来ていれば幸せなんです」と話してくれたことが印象的で、ステージで楽しそうに踊っている姿を見ると、好きなことをしている人ってやっぱり輝いてるなと思わせてくれる。腹筋バキバキですが、コメディー色の強い曲目でも生き生きしていて、前に外部のイベントで観せてくれたダンスも格好良かったのでお店でも色んなダンスを見てみたいと思ってる。
七重さんは、前にミュージカルを観させてもらった時の記事でも書いたんですが、ステージ上での雰囲気が曲によって全然違うことが凄いのと、手足が長くて（身長167cm！！）足先指先まで意識が通っていてそれをふんだんに生かせている感じがして動きがとても綺麗。表情が豊かでとにかく表現力が凄い。ステージから降りて会話する時になると、また綺麗で柔らかい雰囲気もあって超可愛いってどうすればいいの…年下の可愛い子からのタメ口が好きだってきっと私の魂に刻まれている。七重さんのおかげで初めて接触厨の気持ちが分かりました。
初めてお店に行った時の会話の中で、今日は目がやばかったからカラコンじゃなくて恥ずかしいって言っていて、いやカラコンしてなくてもめーーーっちゃ可愛いし、超女の子発言なの可愛い、どうしよう好きかも、から始まり、ステージで踊る姿を見てさらに好きになり、そこからお店に行く度、坂道を転がるように好きになっている愛梨ちゃんなんですが、魅力に思うところは沢山あるけど突き詰めると、 ダンサーさんだから踊っている姿が一番好きになったし、 好きだから知りたいし色んな表情を見たい、だから観ていたいし応援していたいというシンプルな気持ちが大きい。可愛い人だから可愛いダンスで輝いているのは勿論、シリアスな表情で手を伸ばしている姿とかその指先とか目線とか、そういう所も心に迫ってきて凄く好きです。
最初は土曜日ばっかり行っていたのに最近は全然行けていないの寂しい。次にお店に行けるのは多分15周年イベント。なんと全ダンサーさんが出演するそうで、内容もきっと絶対最高だと思う。とても楽しみです。
